テレビドラマの話が多いですが、他にアニメ、ゲーム、コンピュータ、格闘技等、様々な話題を取り上げます。

何故ゲームをしてはいけないのか

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以前にも「ゲームのやりすぎ問題」について取り上げたことがあるのですが、 

www.shinnosuke2011.work

 

最近になってまた新たな動きが出てきていることから、今回は改めてこの問題について整理してみたいと思います。

 

 

スマホ・ゲームの長時間利用問題に対する行政の動き

 

www.nikkei.com

(新聞社の記事は一定期間経つと消えてしまうようなので、重要な部分を引用しておきます)

オンラインゲームに時間制限 香川県、依存防止へ条例案

 インターネットやオンラインゲームなどの過度な使用が社会問題となる中、香川県は10日、全国初となる「ネット・ゲーム依存症対策条例」(仮称)の制定に向け、オンラインゲームの使用時間制限を具体化した素案を明らかにした。使用時間の上限は18歳未満で1日60分、土日や祝日、長期休暇を含めた休日は90分とした。

中学生以下は午後9時まで、高校生は午後10時までに使用をやめるよう求める。

 

www.sankei.com

大阪市松井一郎市長は15日、スマホの使用時間を条例でルール化することも視野に、実効性ある対策を検討するよう市教委に指示した。

 松井氏は同日市役所で開かれた会議で、不登校の要因の一つがスマホやゲーム依存であるとの実態が紹介されたことを受け、「夜は何時までとか、条例でルール化したらどうか」との考えを示した。

※但し、この記事だけ見ると大阪市が直ちに規制に乗り出すようにも見えてしまうが、実際の会見の中では「現場からの声はあるけど、まずは専門家を交えてエビデンスを検証してから」と、慎重に検討する意向を示しているとのことです。

 

※上記2つとも、スマホ以外のゲーム、ゲーム以外のスマホ利用といったことも対象としていますが、「スマホの極端な長時間利用は、大半がゲームだろう」という推測に基づいて、今回は「スマホゲーム」に焦点を当てることにします。 

 

 

こういった動きに対して、やはり若い世代は「子供たちにやりたいようにやらせてあげるべき」という意見が多く出てきますし、一方親以上の世代は「そんなくだらないものやめて、勉強や運動に時間を割くべき」という賛同の声をあげる人が多いでしょう。

私は、年齢的には「親世代」なのですが、子供の頃からゲーム好き(ファミコンよりも前!)という人間なので、どちらの気持ちもわかるんですよね。今回は、そういう「おっさんゲーマー」の意見を聞いていただければと。

(前回の記事の時と考えはほとんど変わらないので、重複する部分が多々出てきます。)

 

 

ゲームを長時間遊ぶことの問題点

 

主に、次の3つではないかと思います。

 

1.健康への悪影響

 視力低下、運動不足、睡眠不足、長時間同じ姿勢を保つことによる首や肩への負担など、長時間遊び続けることは体への害があるのは間違いないでしょう。

【海外発!Breaking News】ゲーム依存の17歳少年が死亡 発見した両親「止めるようにもっと言うべきだった…」(タイ) | Techinsight(テックインサイト)|海外セレブ、国内エンタメのオンリーワンをお届けするニュースサイト

 

2.金銭面の問題

 家庭用ゲーム機のソフトは、パッケージもしくはダウンロードで購入すれば基本それで遊べますが(※)、スマホのゲームは、「基本無料だけど、アイテムを有料で購入することで、ゲームをより有利に進めることができる」というタイプのものが大半を占めています。これによって、月に何万、何十万というお金をつぎ込んで、生活を破綻させる人も出てきています。(これはどちらかというと、子供よりも大人で深刻なのですが)

※追加シナリオなどが「DLC」として別料金で販売されるものもある。しかし「有利に進めるためのスマホゲームのアイテム課金」とは意味が全く違う。

 

3.他のやるべきことが疎かになる

 最近になって職業として確立してきた「プロゲーマー」や、ゲーム自体を作る人、ゲーム雑誌の編集者など、ゲームが将来の仕事に結びつくこともあるでしょう。しかし、社会に出て仕事をするとなると、ゲームの腕や知識だけではうまくやっていけないのが現実なのです。例えばプロゲーマーになっても、関係者と円滑な人間関係を築くコミュニケーション能力や、対戦後に適切な感想を述べられる表現力なども持ち合わせていないと、一流とは認められません。そのためには、家でゲームをしているだけではなく、外で学ばなければならないこともたくさんあるのです。

 

 

ゲーム規制への疑問点

 

・国や自治体が”強制”するべきことなのか

 各家庭の教育方針に任せればいいのでは?という意見もありますね。

 ただ、それではどうにもならないところまで来ているからなのかもしれません。

 

・実効性

 罰則がない以上、親が「県や市でこう決まったんだからね!」と口実に使われるだけになって、結局各家庭の問題になるのではないでしょうか?

 

・ゲームの仕事に就きたい子はどうなるのか

 本当にゲームが好きで、その方面の才能が開花すれば、将来高給取りになる可能性もあります。その芽を摘むことにはならないでしょうか?

 

・本当に「不登校の原因」?

 大阪市の記事の中に「不登校の要因の一つがスマホやゲーム依存である」とありますが、本当にそうなのでしょうか?

 ゲームが好きすぎて、学校に行かずに1日中やりたい。そんな子もいないわけではないでしょうが、それはごく稀な例では?

 それよりも、いじめであったり、いじめとまではいかなくても「何となく学校に馴染めない」とか、「勉強がわからなくなって嫌になった」なんていう理由のほうが多いと思うのですが・・・

(参考) 不登校〜学年別の原因と解決のポイント

 

 

結局、ゲーム規制って必要?

 いずれにしても「やり過ぎ」は何らかの悪影響をもたらしてしまうと思うので、その「やり過ぎ」を防ぐためには、指針としての条例があってもいいのかもしれません。

 ただ、「不登校の要因」という部分は本当に引っかかりますね。ゲームが原因なのではなく、他の理由で不登校になったから「ゲームくらいしか楽しめることがない」というケースのほうが多いのではないかと思います。

 

松井市長は「しっかり検証する」と仰っているので、ぜひそうしていただきたいと期待します。

 

 

あと、今回の話からは逸れますが、ゲームのプレイ時間だけではなく「内容」についても規制を考えたほうが良いのではないかと思っています。やっぱり小学生に「人を銃で撃つ」ゲームというのは悪影響があるんじゃないでしょうか。個人差が当然あるわけですが、平均的には中学生くらいになれば「そんなことをしてはいけない」と分かりますが、小学生でちょっとアホな子はエアガンなどで真似してしまうのではないかと。

CERO」によって推奨年齢は決められていますが、強制力がないので実際に販売されてしまっていますからね・・・

 

 

(参考) 元祖「プロのゲーマー」?とも言える、高橋名人のご意見

ゲーム規制条例案に高橋名人が苦言「上からの押しつけは意味がない」

「大人が道路交通法を守っていない」「大人に対して、ビールは1日1本、タバコは1日1箱なんていう規制はない」「昔自分は”ゲームは1日1時間”というのをキャッチフレーズにしていたが、1時間の根拠は全くない」というようなお話をされています。

 

 

追記

1/19のワイドナショーでも採り上げられていましたね。

高橋名人も、ワイドナショーの出演者の方々も仰っていたように、ただ「やめなさい」というだけでは、子供たちは親の目を盗んでやるようになるだけ。「どうしてゲームをやり過ぎてはダメなのか」ということを子供がわかるように説明して、自分で「ほどほどにしておこう」と思えるようにしないと意味がないでしょうね。

(子供であるがゆえに、そこまでの自制心を持たせることが難しいのですけど・・・)

 

 

times.abema.tv

大山一郎議長「スマートフォンは完全にインターネットと同じ機能」 

用語の意味すら正確に認識していない模様(苦笑)

 

 

追記 2/5放送の「バイキング」より

高松市の私立高校に通う2年生の男子生徒は、「行政が家庭のことに口出しするのはおかしい」として署名活動を行い、600人分の署名を県議会事務局に提出した。

 

オセロ松嶋「(今回の条例について)あまり意味がないと思う。習い事などから帰ってきて、ご飯食べてお風呂入って決まった時間にはお布団に入ろうねってなると、頑張っても1時間もできないのではないか? うちの子はご飯食べながらYoutube見てもいいってことにしてる。」

おぎやはぎ小木「うちの子は10歳の娘ですが、ゲームやネットをしたいなら、先に宿題などを済ませて、やれる時間を作りなさいと言っている。」

榎並アナより情報「10代のスマホなどによるインターネット利用時間は年々増加している。2018年には、平日167.5分、休日271分というデータが出ている。

一方で、体力テストの結果が2018年より2019年は低下しており、『スクリーンタイム』と呼ばれるテレビやスマホ、ゲームなどの時間の増加が一因となっているのではないかと考えられる。」

教育評論家・松本肇氏「運動の時間が減っていることは事実ですから、いくらかの相関関係はあるかもしれませんが、ただこれが直ちに体力の低下につながっているかというとそうとまでは言えないかもしれません。」

 

榎並アナより「2019年5月、世界保健機関(WHO)が、ゲームなどに依存して生活に問題が生じる状態を「ゲーム障害」として国際疾病に認定しました。

ゲーム障害の定義

・ゲームに対する抑制が効かない

・ほかの生活上の関心事、日常の活動よりゲームを優先する

・問題があるにもかかわらずゲームを続ける

・個人、家族、社会における学業上または職業上の機能が果たせない

上記の状態が1年以上続くことをいう。

依存症に詳しい、ライフサポートクリニック・山下悠毅院長によると、

欠席・欠勤、引きこもり、朝起きられない、昼夜逆転、物にあたり壊す、家族に対する暴力などを引き起こす場合がある。

ITジャーナリスト・高橋暁子氏「私も2,30校の学校を講演で回ったのですが、各学校で1人以上はゲーム障害の子がいました。予備軍も複数いるなど深刻な状態となっています。」

 

坂上「僕も初期のドラクエの頃は、仕事に支障出てたね。」

おぎやはぎ矢作「僕もありましたよRPGは。一切(外に)出ない。出前頼んで。何にもしない。仕事もギリギリまで行かないし。」

坂上「ただ、僕らの時代とは違うから。今すごいんでしょう?」

オセロ松嶋「eスポーツで、なんで勉強してんの?ゲームしなさい!っていう家庭もあるくらいですから。」

坂上eスポーツを推奨してるのにこれって、時代に逆行してるんじゃないかという見方してる人もいるよね?」

ホラン千秋「でもじゃあ、果たしてeスポーツでどれくらいの人が生計を立てていくのかって考えると、ゲームで困っている人、後に困ることになる人のほうが多いから、天才的な子は傾倒してもいいけども、一般的な家庭では目安になるものがあったほうがルール作り簡単なのかな、という面もあったんだと思います。」

 

(榎並アナより)

教育評論家・尾木直樹氏「困っている子供や親は本当に多く、よくある『家庭の問題だ』という意見は無責任。大人や社会は子供たちの成長・発達に責任を持たなければいけない。」

脳科学者・茂木健一郎氏「これからの文明を考えた時に、ゲーム禁止とか、そこから見える古い考え方っていうか、ありえない。そういう条例案を作る方々の意識っていうか世界観がいかに古いかっていうのを示している。」

 

(街の声)(13歳~65歳の男女50人への独自調査)

賛成:4人

反対:46人

16歳「親も子供に直接言いづらい部分もあると思うので賛成。」

13歳「放っておくとずっとゲームをやってしまうので、時間を決めてもらったほうがいいです。」

34歳「家庭の問題なので、わざわざ県が出ることじゃないです。親が子供と話し合って決めるべきです。」

51歳「勉強や宿題など、やることをちゃんとやっていれば、ゲームは何時間やってもいいと思います。」

 

安藤和津「家庭の中で規制できなくなってきてるからこういう問題が起きていて、何時までって決めても子供ってすごく上手に抜け道見つけるんです。叱ったら親子関係悪くなるから難しいの。私はファミコンのときに、ごみ箱に捨てました。一番ハマってたの旦那ですけど(笑)」

坂上「今のゲームって、大人も耐えうるものだからねぇ。子供に限ったことじゃないよね。」

おぎやはぎ矢作「(ただ大人は自分で)途中で「ヤバイ、ヤバイ」って思ってやめるから。昔の旅館のテレビみたいに100円入れて1時間で切れたりしたらいいのにね。」

教育評論家・松本肇氏「私もこういう規制は、ある程度は必要だと思っています。しかし、学校が円滑な授業を進めるために校則として定めるとか、家庭内で親子で決まりを作るならいいんですけれども、県の条例というのはちょっと行き過ぎなんではないかと。人権に関わるんではないかと思います。」

ITジャーナリスト・高橋暁子氏「実際にゲームの利用時間で悩んでいらっしゃる保護者の方が多くて、私も相談を多く受けるんです。やめろと言ってもやめてくれないと。私も条例という形はどうかと思うんですけど、これが親子で話し合うきっかけになってくれたらいいと思います。」